学術的に体系立ててまとめられた教科書です。基本をここでしっかりと押さえておくことで、その後の理解の伸びが大きく変わります。
という心意気で勉強を始めたのですが、文系の私では以下ちょっと苦労しました。(試験勉強の最初にこの本を手に取ってしまったので。まずは文系でも読みやすい本から始めるべきでした。。)
1.身近な気象現象にたどり着くまで時間がかかる
気象学の基礎(太陽系、大気の鉛直構造、大気の熱力学など)から順を追って解説してくれるため、低気圧や高気圧など身近な話題が出てくるまでは、少し根気が必要です。
2.数式がたくさん登場する章がある
大気の熱力学や運動を理解する上で、数式は避けて通れません。ただ、極端に数が多いわけではないため、文系の方でも「必要な暗記」と切り替えて乗り越えました。
著者の小倉義光先生(1922 – 2022)は、1960年代から80年代にかけてアメリカ(イリノイ大学教授など)を拠点に研究を重ね、台風や豪雨をもたらす積乱雲・メソスケール気象のメカニズム解明および数値モデル化におけるパイオニア的存在です。
晩年も精力的に執筆活動を続け、2015年には『日本の天気 その多様性とメカニズム』を出版されました。
一般気象学第2版補訂版 [ 小倉義光 ]

